受講者レポート

フリーライターはにわきみこの受講レポート(その2)

 講義の2日目は「表示や表記」に関する基準や規制について学ぶ2コマです。
 まず最初は、「知っておきたい食品表示・表示のからくり&栄養基礎知識」。講師は、日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会 消費生活研究所 主任研究員の戸部依子さんです。
 加工食品、お惣菜などとして流通している食べ物に「何が入っているのか」を理解することから講義がスタートします。普段、見逃してしまいがちな表示も、しっかりと読み解くことで事実が見えてきます。私はこの講義の後、買い物中にパッケージの表示をじっくりと見るようになってしまいました!
 また、商品パッケージから受けるイメージと実際の含有成分のギャップについて、「缶チューハイ」を例に10分間のグループディスカッションを行ないました。無糖、カロリー低減、糖低減、糖類無添加などとうたわれた商品のエネルギーをグラフ化した資料をもとに、ここから何が読み取れるか、をグループごとに発表します。短時間で推理し発表意見をまとめるのは、まさにアタマの体操。最初は緊張しましたが、受講生同士の横のつながりも生まれ、楽しい時間でもありました。
 そのほか、「取り過ぎたくない成分」「しっかり取りたい成分」に関して、どのような基準値に基づいて表示がなされているのかなども勉強しました。こうした表示のルールを知ることで、普段口にする食べ物、飲み物に対する意識が変わってきたのを感じます。何をどう選択するか、意思決定がしやすくなりました。
 2コマ目は、「化粧品と食品をめぐる表示・表現の規制を知る」。講師は、日本薬事法務学会理事長の吉田武史さんです。
 この講義では、化粧品や食品の表示や表現に対して「行政からの規制」があることをはっきりと認識することができました。そこには消費者の健康と安全を守る法律(薬事法、健康増進法、食品衛生法)の存在があるのです。
 薬事法で認可を受けた医薬品の背景には、安全性や効果効能に対する試験と実績があります。その分価格は上がりますが、何か問題が起きた時の「保証」もついてきます。しかし、認可のための時間や費用をはしょって、本当は効果があるのにそれを売り文句に出来ないという商品も存在します。
 このからくりを知って、目の前の商品が自分にとって本当に価値あるものなのか否かを考える力を持つのが、賢い消費者です。また、消費者がそれを判断できるよう、的確に情報伝達するのが、マスコミの役割と言えるでしょう。
 「法律の話というと難しいかも」と身構えていましたが、吉田さんの講義は、乾いた土に雨が降ったときのように、頭の中に自然に染み込んでいきました。
 受講生の皆さんの多くは、日中のお仕事を片付け、会場に駆けつけています。身体的な疲労はありながらも、エキサイティングな「知識の吸収」で目がキラキラと輝いている、と感じました。もちろん私もその一人です!

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