受講者レポート

フリーライターはにわきみこの受講レポート(その3)

 いよいよ講義は3日目に入りました。
 1コマ目の「トレンド体験」のテーマは大豆。大塚製薬の最先端研究と具体的な製品開発エピソードを通して、大豆の役割と可能性を考える、というもの。講師は大塚製薬ニュートラシューティカルズ事業部製品部部長の高谷浩司さんです。今年発売になったばかりの大豆飲料「SOYSH」のプロダクトマーケティングマネージャーです。
 まずは、日本の食文化の中で重要な存在である「大豆」の特徴をおさらい。大豆はさまざまな食品の形をとって和食に登場してきましたが、時代の変化と共に摂取量が減ってきていることが語られました。興味深かったのは、一般消費者の「冷蔵庫の中身」と「その日食べたメニュー」についての、リアルな写真入りの調査報告です。こうした調査がなされていることにも驚きましたが、その内容も衝撃的なものでした。単身世帯ではすでに「味噌汁」が絶滅の危機に! 従来とは異なる新しい大豆食品が研究されているのも当然の流れ、と納得できました。
 豆を使ったスティックタイプの低GI食品「SOYJOY」の開発背景や、世界進出、新しい食のスタイルを提案する理由など、分かりやすい解説が続きます。
 途中、新製品SOYSHの試飲がありました。丸ごと大豆を使った炭酸飲料で、100mlという小瓶でありながら、大豆イソフラボン20mg(配糖体=つまり自然な状態で食品に含まれているイソフラボン)を含みます。乳製品?とも思えるような、これまで飲んだことのない味わいです。
 後半は、日経ヘルス プルミエの前編集長の西沢さんを交えてのディスカッションです。大豆がなぜ健康と美容にいいのか? 効果があるとされる分量は? イソフラボンの表記の違いなど、前半の大豆の説明が、実戦で使える知識として落とし込まれていきます。
 もっと大豆を食べたい! それが世界の食糧危機を救うことになり、私達一人ひとりの健康と美容を培うパワーになるのだ、と感じた90分でした。
 2コマ目は、「情報の選択眼を身につける(3)サイエンスで情報を読み解く」。講師は竹内文乃さん。東京大学大学院の生物統計学分野の助教です。
 まず大切なのは、「新聞や雑誌の記事でもインターネットでも、目にした情報を鵜呑みにしてはいけない。そのデータにどれだけの科学的な裏付けがあるのか?」と疑問を抱く姿勢をもつこと。その信ぴょう性を計るスケールについて詳しく講義をしていただきました。
 「○○には、○○という作用があることが分かった」というような記述はよくありますが、それが永遠の真理に近いレベルの確からしい情報なのか、ポッと出てきた新しい可能性についてのことなのか、見極める目をもたなくてはなりません。私はライターとして、新しい発見を人に知らせる立場で学会に足を運ぶこともありますが、これほどまでに情報の確からしさのレベルについて、考えさせられる機会はありませんでした。
 いち消費者として情報を受け取る立場でも役立ちますし、企業に属して情報発信する人にとっても、おさえておきたい非常に重要な“情報選択眼”が身に付くと感じました。
 そして、最終日の4日目!なのですが……。私、どうしても外せない用事があって欠席してしまいました。あとでうかがったら、「続・サイエンスで情報を読み解く」も「トレンド演習」も、まさに“白熱講義”だったとか。うーん残念!
 これを欠席してしまった私、修了試験に合格できるのか? と、いささか不安はありますが、みっちりテキストを復習して試験に臨みます。でも、暗記を問うような試験ではなく、情報を正しく読み解くスキルが問われるとのこと。いずれにしても、健康美容コミュニケーター第1期生としての認定を受けるべく、がんばります。

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